瞬間説得 その気にさせる究極の方法

別にだれかをその気にさせたい状況ではないんですが。。

人を一瞬で虜にしてしまう言葉
空気を一瞬で変えてしまう一言
それはどんな状況・準備・人格の元で発せられるのか?
を心理学的に解読しようという本。

紹介される事例がとっても面白い。
元英国首相チャーチル、マーシャルアーツの指導官
連続殺人を犯すサイコパスなどなどが
いかなる態度・言葉で人の心を侵食し、コントロールしてしまうか?
まねしようにもできませんけど面白いです。


特にサイコパスに関する論評は興味深い。
サイコパス的な人格要素は、

・対人共感の薄さ冷酷さ
・絶対の自信
・窮地になるほど発揮される冷静さ
・そして人を惹きつけてやまぬチャーミングさ

などから形成され、
これら要素は、連続殺人鬼、天才詐欺師のみならず
一部の経営者、脳外科医、爆弾処理技術者
にも共通するというのは、ちょっとうなづけます。
天賦の才を生かすも殺すも紙一重ですね。

そう考えると
ビルゲイツもスティーブジョブスもいまどきのIT系CEOは
限りなくサイコパスCEOに近いといえそうです。
社員の家族を守る責任とかを本気で本気で考え出したら
確かに早い決断や大きな賭けはできなさそう。
(私は小市民CEOなので考えますけど!)


サイコパス患者特有の対話の苛立たしさは
以前本で読んだ「境界例」患者との対話に通じてるみたい。

感情的共感の能力が欠如し
損得的共感だけが発達しているため
相手の損得勘定を見透かしてずけずけ言ってしまう。
「あなたは○○がコンプレックスでしょう?」
「今面倒くさいと思ってるでしょう?」
などなど。


ちょっと身に覚えがなくもないので気をつけたいと思います!

受けてみたフィンランドの教育 2

フィンランドの教育システム面で言えば
特に重要と思われたのは、教師の「社会的地位の高さ」である。


これは、経済面ではなく、まさに社会的な高さであって
経済面はむしろ日本の教師のほうがよい。
教育職につく大人が、確かな信頼と尊敬を受けているということである。


その理由の一つを著者は、
日本の中高教師が「全人格的な指導者」として期待されるのに対し
フィンランドでは「学問教育のエキスパート」として認知されている点を挙げる。


これは、まさに日本の塾が担っている役回りだろう。
事実、フィンランドの学生は塾へ行くものは皆無だそうだ。
日本の「学校で居眠りをして、塾で勉強する」というスタイルに首を傾げるそうだ。


ではなぜ、フィンランドでは学校が純然とした教育の場としてのみ機能しうるのか?
逆に言えば、生活指導的な側面が必要ないのか?
といえば、著者は地域コミュニティがしっかりしている点を挙げている。

家具の国、ガーデニングの国であるからして、
住まいのこと、地域のことにみんな熱心なのだ。
生活指導は地域が担うわけである。


この点は、日本ですぐにマネするのは難しいと思われるが
とはいえ、フィンランドの濃密な地域コミュニティも、
単に国民性で片付けられる問題ではなく、

付加価値税(消費税)20%超を背景とする充実の社会保障制度により
子供3人を生んでも共働きできる環境があるからこそ
After5や休日に、子供や地域との十分な交流が図れるのだ。


「民間にできることは民間に」
の旗印の下進めてきた、日本の「小さな政府化」は、
コムスン問題等で明らかなように、常に正しいものではない。


我々日本人だって、消費税UPしても、その対価に見合った
確かなサービス・保障・安心が得られるなら、喜んで出す。
だが、この未曾有の政治不信下では難しい。




以上、フィンランドで子供の学習達成度が高い理由を
「風が吹けば桶屋が儲かる」式に整理すると下記となる。

------------------------------

フィンランドでは子供の学習達成度が高い

↓(なぜなら)

教師が教育(≠生活指導)のエキスパートとして尊敬されいて
生徒のロイヤリティが高い

↓(なぜなら)

生活指導はコミュニティが担っているから

↓(なぜなら)

充実の社会保障により、コミュニティにさく時間があるから

↓(なぜなら)

けっこうな税金取られても信用できる政府があるから

↓(なぜなら)

国民の政治参加意識が高いから

------------------------------



ただ、フィンランドだって
うつ病患者数、離婚率では世界有数だし
子供の学習達成度の評価項目にない「暗算」はからっきしだめらしい。



人生いろいろ、教育もいろいろ
である。

受けてみたフィンランドの教育

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受けてみたフィンランドの教育 (文芸春秋)
実川 真由 (著), 実川 元子 (著)
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北欧への興味が盛り上がってきたので
買ってみました。

フィンランドの高校に1年間留学した女の子の体験記です。


留学中のできごとを、エッセイ調に記した娘の文章と
その背景にある歴史や、社会制度などの情報を補足する母の文章とを
交互に配した構成は子気味よく、テンポよく読めます。



そして親子ともども文章がうまい!

母・実川元子さんは翻訳家・ライターなので
当然うまいのだが娘もうまい。
構成・言葉選びのセンスがとても感じがよく
するする読める。



フィンランドの教育システムの情報としても
知らなかったこと満載で、ふむふむなるほどーな本ですが、

何より、この家族の底辺に流れる、
静かで確かな信頼関係・家族愛が、ひしひしと感じられ涙ぐみます。



母のパートでは、親子ケンカのときに
娘が閉じこもる部屋のドアを
母が蹴破ったエピソードなども語られますが
何か感じがよいのは
本気で向き合ってきた親子関係が垣間見えるからでしょう。


娘の素直で屈託のない文体には
この子が、確かでゆるぎない関係の中で育ってきたこと、
文字通り「見守られて」育ってきたこと
がうかがえます。



こういう感じのよい家庭が、
今日本で減っているのか増えているのか
わからないですが、なんとなく
「フィンランドもいいけど、日本もよいな」
と思わせられました。



そして親子ともども美人。これも重要。



オススメ!

スピリチュアリズム

「スピリチュアリズム」苫米地英人

尋常でなくおもしろい!
ちょどお伊勢参りしてきたところで
こういう感覚ってなんなんだろうと
思ってたところで、とてもすっきり。

江原啓之らの輪廻転生をベースとする
スピリチュアリズムへの違和感を
認知科学&釈迦の教え!の観点から
明晰なロジックで解き明かしてくれる一冊。

オススメ!

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